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2010-05-14

ミラノ・サローネ2010リポート

4月14日(水)~18日(日)の4日間、イタリアで開催された国際家具見本市『ミラノ・サローネ』にサァラ麻布のスタッフが視察に行ってまいりました。ほんの一部のご紹介となりますが、どうぞご覧ください。

ミラノ・サローネは、202,350m2の展示面積、イタリア国内から1,179社、国外から317社(いずれの数値も2009年実績)の出展がある世界最大級の家具見本市です。本年の来場者数は約329,000人超となっています。

快晴の中、サローネの視察を開始。入場チケット購入のため券売所へ向かいましたが、非常に混雑しており30分以上並ぶほどでした。

SMANIA(ズマーニア) ブース

初日から快晴に恵まれ、まず足を運んだのは、当社で取り扱いをしているイタリア家具『SMANIA(ズマーニア)』のブースです。

モダンラインのズマーニアブース(ホール16)

ホール16のブースに到着すると、ズマーニアのガリッツィオ社長をはじめ役員の方々が出迎えてくれました。

今回、ズマーニアは今までのコンテンポラリーラインに加え、新たなモダンラインを打ち出し、2ブースを展示していました。

どちらのブースも、ルームシーンとしてコーディネートされており、ズマーニアとしてのコンセプトを前面に押し出しております。また、展示されている小物の皿などにもズマーニアのロゴがあしらわれており、細部にまでズマーニアの世界観が盛り込まれておりました。

コンテンポラリーラインのズマーニアブース(ホール3)

ホール3のズマーニアブースは、BURR WALNUT(バールウォルナット)フィニッシュのコンテンポラリーライン家具を中心に展示。今までのコレクションを踏襲しつつも、BURR WALNUTを使用することで、新鮮な印象のスタイルとなっていました。

クラシック家具展示エリア

ズマーニアブースを出てから、近隣のクラシック家具メーカーのブースを見て回りました。クラシック家具のブースは全般的に家具だけではなく床、壁、天井まで作り上げることで全体的な世界観を表現しています。ブースの入り口には門番の様に男性が立っており、入る人をチェックし、内部の撮影を厳しく制限しているところもありました。あるブースでは内部を無断に撮影した人が画像の消去まで要求されていました。

商品は装飾性の高いものが多く、一言でいえば「豪華絢爛」。幾つかのメーカーに聞いてみると、主な顧客はロシア、中東、中国とのことでした。こんなところにも世界の経済情勢が反映されていることを垣間見ました。

全体的には家族経営による小さなメーカーが多くあり、近隣の職人同士の技術協力により、形(商品)にしていくところが多いようです。結果として家具の産地と言われる様な地域が存在し、同じ地域からの出展も多く見受けられました。

BANCI(バンチ) ブース

続いて当社で取り扱っている照明ブランド『BANCI(バンチ)』のブースへ。シャンデリアを得意とするメーカーです。

バンチが基本的に使用しているガラスはボヘミアンガラスです。ボヘミアンガラスの特徴は、より自然な明かりの色に仕上がることです。出迎えてくれました社長の息子さんであるジャコポ氏の、「装飾の豪華さが必ずしも高品質を意味するとは限らない。」との言葉に照明に対するこだわりを垣間見ました。

OF INTERNI(オフインテリーニ) ブース

こちらも当社で取り扱っている『OF INTERNI(オフインテリーニ)』のブースです。ミラー・照明を取り扱うメーカーです。

使用されているガラスはヴェネツィア近郊ムラーノ島にある‘ONGARO e FUGA’工房にて作られています。ヴェネツィアンガラスの中でもこのムラーノ島で作られたガラスにしか称することが許されないムラーノガラスは最高級品として有名であり、オフインテリーニではそのこだわりを改めて感じることが出来ました。

アイスランド火山噴火など

ミラノ・サローネはFIERA-RHOの見本市会場だけではなく、ミラノ市中心部ほぼ全域に亘って行われるインテリアの祭典になってます。また、インテリアに限らず、デザインに携わる数多くの企業が参加しているのが特徴です。

今回はSALONE SATELLITE 2010 AWARDでニューヨークを拠点に活動する田村奈穂女史が最優秀賞を獲得されました。今後、世界で活躍する日本人がまた一人増えるかもしれません。

滞在4日目、帰国の途につく直前にアイスランドで火山が噴火し、イタリアからの出国を断念せざるを得ない結果となりました。気持ちを早々と切り替え、比較的ミラノから近い位置にあるズマーニアの本社に向かうことに。しかし、ミラノ中央駅でヴェネツィア行きの切符を買おうとしたところ、ここも空港閉鎖の影響で欧州内を列車で移動する人達でごった返していました。

ズマーニア本社訪問など

ヴェネツィアから電車で30分ほどのパドヴァ近郊のズマーニアの本社に向かいました。

COOのモンディーノ氏自ら駅まで迎えに来て頂き、ズマーニアの工場近くのレストランにてひとまず共に食事をすることに。
このレストランはズマーニアがデザイン監修をした店舗で、ダイニング、待合室、パーテーションなどズマーニアの商品で取り揃えてあり、コントラクト事業の完成度がうかがえました。

後 書 き

最後に、今回アイルランド火山の噴火により出張日程が延長となり、様々なメーカーのショールームや本社を訪問することが出来ました。

日程を通して改めて感じたことは、イタリアン・トラッドの世界観は、アメリカン・トラッドやブリティッシュ・トラッドの世界観とは違うということでした。歴史、文化、環境が違うように、イタリア独自の進化をしているように思えました。そのためか、米国や英国の様式はサローネ会場、ホテル、店舗などでは殆んど目にする事はありませんでした。サローネに出展した約1,500社のうち、英国関係会社は6社、アメリカからは5社という状況がそれを物語っています。

今後もミラノ・サローネを始め、様々なフェア会場を訪問し、お客様に新鮮で魅力ある情報と充実した商品をお届けできるよう努めてまいります。

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